June 06 2013
・価格改定のお知らせ
日頃より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
この度、靴の製作に必要な原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇により、現状の価格を維持することが大変困難となってまいりました。
最大限の努力で価格維持に努めて参りましたが品質を第一に考え、お客様にご満足頂ける靴のご提供を続けていくためにも、一部商品価格を平成25年7月1日より改定させて頂きます。
初回のご注文の場合、
C.マスタースクラッチは
クラシックコレクション ¥ 336,000 (税込) ⇒ ¥ 367,500(税込)
ヘリテージコレクション ¥ 357,000 (税込) ⇒ ¥ 388,500(税込)
D.ビスポークは
ビスポーク ¥ 399,000~ (税込) ⇒¥ 430,500~ (税込)
と改定致します。
2足目以降のご注文の場合、木型に大幅な修正がない場合、木型制作費(63,000円)は掛かりませんので、
C.マスタースクラッチは
クラシックコレクション ¥ 304,500 (税込)
ヘリテージコレクション ¥ 325,500(税込)
D.ビスポークは
ビスポーク ¥ 367,500~ (税込)
よりお作り頂けます。
※A.マスタースタイリング(木型製作なし) B.マスターフィッティング(一部木型修正)の価格改定はございません。
※6月30日までにご注文のご予約を頂いた場合は(7月31日のご来店まで)旧価格でご提供させて頂きます。クレジットカードでのお支払いも承ります。
ご不明な点などございましたら、詳しく説明させて頂きますのでご連絡頂けましたら幸いです。
弊店と致しましては、より一層の品質とサービス向上を目指し努力して参りますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
Yohei Fukuda
8pm
May 25 2013
・M様のご注文 (お渡し編)
5月も後半になりとても気持ちの良い季節ですね!
普段はそんなに人通りが多くない外苑前ですが、この季節になるとショッピングやお散歩の人でとても賑わっています。
もう2週間もすると梅雨入りになってしまうので、心地良い季節を大事に過ごしたいですね。

さて今回は昨年末にご紹介させて頂きましたビスポークテーラー 【Dittos】 の水落 卓宏さんよりご注文頂いておりました靴が完成しましたのでご紹介させて頂きます。

水落さんの足は幅が細く、アーチも高いとても綺麗な足です。
既成靴を履いても靴の中で足が泳ぐ事が多く、なかなか自分の足に合った靴がないようですが既成靴を履くと小指が痛くなったりタイトに感じる私にとっては本当に羨ましい限りです。
足幅の細い方はボリュームのある靴に憧れ、足幅の広い方はスタイリッシュな細い靴に憧れるという人の心理ですね。
自分にないからこそ憧れる物や事。
一見矛盾しているように思えるリクエストも出来るだけお答えしようと考える事も靴職人の大事な仕事だと思います。

今回のご注文は水落さんの作られるスーツに合うようにクラシックなイギリスの雰囲気が漂うフルブローグダービー。
ツイードは勿論の事、コットントラウザーズからカジュアルな装いに幅広くご着用頂ける一足です。
水落さんのリクエストで外鳩目(そとはとめ)にする事によって、より一層クラシックな雰囲気に仕上がりました。真鍮の外鳩目を使用しましたので、革の成長と共に深い味わいが出てきます。
仮縫いの様子は↓でご覧頂けます。
http://yoheifukuda.tumblr.com/post/38858335068/m-5

それではご試着いただきましょう。
最初にご着用頂く瞬間が、最も緊張します。

最初の一言は
水落さん:「気持ち悪いですね。」
福田:「えっ!?」
水落さん:「今までこんなに合う靴を履いた事がなかったので、とても不思議な感覚です。感動しました。本当にありがとうございます。」
と、二人は握手する。。。

最初はビックリしましたが、水落さんには大変お喜び頂けました。
クライアント様に喜んで頂ける為に丹精込めて、とんでもない時間をかけて靴を製作しております。
靴をお渡しする時は愛着が湧いて手から離れる寂しさもでてきますが、本当に靴職人をやっていて良かったなと嬉しく感じる瞬間です。

靴はクライアント様に履かれて完成します。
天候が悪く雨に降られる事も、どこかにぶつけて傷が付く事もあるかと思います。
だからこそ靴にも自分らしさが出てきて掛け替えのない一足となります。
何度も修理して履けるように製作していますので、ガンガン履いてくださいね!
この度は素敵なご注文を誠にありがとうございました。
ご協力頂きまして、心より感謝申し上げます。
10pm
April 27 2013
・LAST issue 04

4月24日に発売されましたLAST issue 04 の 86p ~ 91p に掲載して頂きました。
私も毎号、欠かさず揃えている靴の専門誌LAST。
世界中の紳士靴が綺麗な写真で一気に見る事ができ、日本から世界中のブランドが取材された記事はとても面白いので、皆様も是非ご覧ください!

第一号が発売されたのは約10年前の2003年5月1日。
当時はイギリスの専門学校の卒業間近の時期でした。
これからどうしようかと希望と不安を抱えながら過ごした日々でしたが、LASTから刺激を受けた事を記憶しています。

今回は記事の中でもご紹介頂きました学生時代に製作した靴と思い出!?について紹介させて頂きます。
イギリスの1学期は9月から始まるので1年生から2年生の間にある夏休みに学校の先生にアルバイトを探してもらいました。
ノーザンプトンにあるほとんどの靴メーカーに問い合わせてもらったのですが、答えはどこの会社もNO!
唯一、面接に辿りつけたのが【ジョンロブ パリ】の工場でした。
そして2年生の時は先生不足だった事もあり学校とも親交の深かった【チャーチ】【エドワード グリーン】【ジョージ コックス】に飛ばされました。(笑)
いろんな偶然から始まった事なのですが、それぞれの会社での靴作りの特徴や情報を出来るだけ集めて、企業に対してプレゼンテーションを行うという、むちゃくちゃな!?課題の中、とても貴重な経験をさせて頂きました。
↓がその時、製作した靴です。

一足目はジョン ロブで製作した靴。
アルバイト代の代わりに靴をあげると言われ、喜んで始めたバイトですがファクトリーショップには欲しい靴がなかったので、その事を伝えると「自分で作りなさい。」との返事。
自分の足を測り、一番足に合う木型を選びデザインして何度も何度もパターンを切り直して製作した思い出深い一足です。
もったいなくて10年経った今でも、履いていません!
(後になって知った事ですがアルバイト代はしっかりと支払われていました。)

2足目はチャーチで製作したネイヴィーのオックスフォード。
モダン クラシックをテーマにヴァンプ部分の切り替えしを通常と逆にしてみました。

3足目はエドワードグリーンで製作したモンクシューズ。
初めてサイドモンクストラップのパターンを切って自分でクロージングもしたのですが、思うようにはいかず。。。

最後にジョージコックスで製作したファンキーな1足。
ドイツの展示会 GDSに持って行ってもらい日本からの受注もついたので誰かが持っているはずなのですが、未だ見かけた事はありません。
中敷きには1足1足手書きでサインがしてあります。

今、改めて見返すとパターンのバランスがおかしかったり、考え方が甘かったりと反省点だらけの靴で恥ずかしくなりますが、当時は自分の出来る限り精一杯やっていました。
過去があるから今がある。そして協力して頂いた皆様に感謝しています。
チャーチで製作した靴がヘリテージコレクションのTealと似ていたり!?
エドワード グリーンで製作した靴がクラシックコレクションのReedと似ていたり!?
もしかすると現在、製作している靴のDNAの始まりだったのかもしれません。
【営業時間のお知らせ】
ゴールウィークは定休日の日曜日以外、通常通り営業しております。代わりと致しまして5月10日(金曜日)から12日(日曜日)はお休みを頂戴いたします。
10pm
March 29 2013
・ISETAN MEN’S MITSUKOSHI X MEN’S EX
いよいよ明日から開催されるMEN’S EX 創刊20周年記念イベント 【日本の匠企画10テイラー&10マイスター】 に参加させて頂きます。
3月30日は日本橋三越本店、3月31日は銀座三越、4月6日、7日は伊勢丹新宿店(7階 催事場)で受注会を行います。
3月30日、31日は靴のボトミングの実演、4月6日、7日はラストメイキングの実演も行いますので、ご友人をお誘いあわせの上、是非遊びにいらしてください!
※4月1日(月曜日)8日(月曜日)はアトリエをお休みとさせて頂きます事をご了承ください。

今回は今まで製作させて頂きましたビスポークの一部をご紹介させて頂きます。

サドル部分が特徴的なアリゲーターのローファーです。
シンプルなデザインですが迫力がありますね!
クロコやアリゲーターなど高級な革で靴を製作する時は失敗出来ないので、気合いが入ります。

お次はシングルモンクストラップ。
キメの細かい黒のスエードにグレーのステッチ。そしてほとんど見えないバックルを支えるストラップ部分には黒のリザードを使用しています。
カーフの場合、ステッチの色を変えても靴磨きの時、靴クリームでステッチまで染まってしまうのですがスエードだと通常のメンテナンスで色は染まらないのでお勧めです。
あくまでも控えめに。シンプルだけど遊び心を楽しまれる素敵なセンスのお客様からのご注文でした。

最後はダブルモンクストラップのご紹介となります。
ご存知の方も多いかと思いますが、かのウィンザー公がジョンロブ(ロンドン)に頼んだスタイルです。
今では世界中で展開されているモデルとなりますが、当時は画期的だったのではないでしょうか。
ジョンロブ(パリ)のダブルモンクにはウィリアムという名前がついていますが、ウィンザー公なのに何故!?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんのでお答えしますと当時の社長 ウィリアム ロブさんがデザインしたモデルだからだそうです。
ひとりのお客様のご要望から、世界水準となる靴になるかもしれないビスポークは夢があってとても楽しい世界です。
もしかするとあなたの一足が靴の歴史を変えるかも!?
7pm
March 01 2013
・5th Anniversary !

本日、3月1日をもちましてYohei Fukudaは5周年を迎える事が出来ました。
右も左も分からない状態で緊張しながら開業届を出しに行った日は今日と同じように春の陽気を感じさせる、とても気持ちの良い日でした。
偶然にも登録に行った日は4年に一度の うるう年の日(2008年2月29日)だったのですが、担当してくれた気さくな係員の方が
「記念日が4年に1回になっちゃうから3月1日にした方が良いわよ~」
とアドバイスしてくれて、3月1日が設立日となりました。
係員の方のアドバイスを素直に聞いておいて良かったな~と記念日には改めて感じます。おばさま、どうもありがとう!
開業当時は地方から出てきたばかりで東京に友人も少なく、お取扱い頂くお店どころか、ウェブサイトもありませんでした。
ゼロからの出発で不安を抱えながらも明るい希望だけ持ち、少しずつ前に進み、今まで続ける事が出来たのは本当に皆様の支えがあったからこそです。
いつもご贔屓にして下さる顧客様、お取引先関係各位の皆様、そしてなかなか更新出来てないブログを温かく見守りご覧下さる皆様、心より感謝申し上げます。

話は変わりますが2月20日にMEN’S EX 別冊の 【職人が作る日本の名靴】が発売されました。
著者は、ついつい本音を話たくさせる素敵なジャーナリストの竹川圭さんです。
2006年より22回に渡りBOQで取材された【shoe人十色】のインタビューに加え、それぞれの職人さんの貴重なコレクションを見る事が出来ます。
Yohei Fukudaとして106p~109pに掲載して頂きましたので是非、ご覧ください。
日々、職人の考えている事や哲学などまさに十人十色。本当に面白いですよ!

「今まで製作した靴を見てみたい。サンプルにないモデルを作りたいんだけど、完成のイメージがわかない。」
と言ったお声も頂きましたので、iPadを導入しました。
まだ完成ではありませんが少しずつ写真を載せていきますので、お気軽にご覧頂けましたら幸いです。
6周年、7周年、8周年 ・・・ とお祝いが出来るように一生懸命、靴作りを頑張っていきますので、今後とも応援よろしくお願いいたします!
3pm